南アイルランド紀行

南アイルランドに滞在したのは1年だけではあったが人々の多くが陽気で(特にギネスという特産ビールを飲んでいる時はかなりの確率で)とてもフレンドリ-で住みやすかった。
明るい国民性とはいえ、この国はこれまで多くの難しい状況に見舞われてきた。

この島国は大国アメリカとイギリスの狭間にある。イギリスからは過去にはこっぴどく攻撃され苦しい状況にもおかれた。
近代でも特にイギリスと北アイルランドとの関係は知っての通り難しいものである。

挙げ句の果てには1840年代にジャガイモ飢饉とよばれるジャガイモの不作による飢えのせいで、多くの人が自国を捨ててアメリカやイギリスに渡ってしまった。

しかも海外に行ったからといってアイルランド人が楽になったかというとそうではなくて、渡った先の地元の人々からは見下され、パブには「ノ- ドッグ、ノ-アイリッシュ」なんて書かれてアイルランド人の出入りを禁止する店さえあったそうだ。

だからこそケルティクタイガ-と呼ばれるユ-ロ景気で経済が一旦すこぶるよくなった時にはよそに移住した人々が各国からアイルランドに帰ってきたけれども、それらの人々は外国人にとてもひとなつこく優しかった。

日本では体験出来ないことを、この地で出来たことは、大変、誇りに思っている。
旅の準備に追われていたのが懐かしい。
高機能かつ低価格なスーツケース、今では絶対に見付からないけど、ネットショップの品ぞろえはスゴイよね。

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